1954年の創業以来、当社グループは情報通信インフラ分野における専門技術をコアコンピタンスとしながら、時代のニーズに応じて事業領域を拡大することで、さまざまな社会課題の解決や人々の豊かな暮らしに貢献してきました。
当社グループの最大の強みは、多くの現場の経験を通じて培ってきた高度な「技術力」です。情報通信ネットワークの分野では、各種通信設備の企画・設計から施工・運用・保守まで、一貫したサービスを日本全国で展開しています。また都市インフラ分野においても、通信建設で鍛えた電気・土木技術を活かして鉄道やデータセンター、上下水道、ごみ処理プラントなど社会の多様なシーンに貢献しています。さらにシステムソリューション分野においてもICT(情報通信技術)を駆使して、お客様のビジネスプロセス変革や情報セキュリティ強化、省エネルギーなど多様なニーズに応えるソリューションを提供してきました。
さて、当社グループは、グループとして優先的に取り組む課題としての「マテリアリティ(重要課題)」を特定・公表し、私たちが持続的社会の実現のため何を重視していくのかをより明確にしました。特定にあたっては、グループ各社の社員にも参加いただくとともに、社外のステークホルダーの皆様からもさまざまなご意見を頂きながら、グループの向かうべき方向性を確認しました。今回特定したマテリアリティをもとに、具体的な行動計画やKPIを策定し、「2030ビジョン」で掲げた「めざす4つの社会」の実現にむけて、グループ一丸となって事業を進めていく所存です。
当社グループは、グループパーパス「“つなぐ力”で創れ、未来の“あたりまえ”を。」を合言葉に、企業の普遍的な使命である社会課題の解決に向けて、イノベーションにより多様なエンジニアリングをつなぎ、融合させ、日本はもとよりグローバルな社会でも必要とされる企業をめざしていきます。ステークホルダーの皆様には、引き続き当社グループへの温かいご理解、ご支援をお願い申し上げます。